人工知能社会を見据えた英会話教室として、全国紙に掲載されました
日経MJ新聞に掲載されました。
2017年7月31日版です。
以下記事全文です。
人工知能時代の英会話教室
株式会社ミジンコ(広島県呉市)が運営する英会話教室「未来スクール呉市」は、50分の授業の最後の10分間は、友村晋社長の日本語による科学の話をすることが日課になっている。恐竜がなぜ滅びたのか、夜はなぜ暗いのか
4~8歳の生徒たちは、目を輝かせて友村社長の話に耳を傾ける。しかし、なぜ、英会話教室で科学の話をするのか。「今の子供たちには、人工知能社会を見据えた教育が必要だからです」。友村社長は、人工知能の普及によって、人間の仕事は次々になくなっていくと危機感を抱いている。その中で生き抜くためには、子供の頃から“なぜ”“どうして”という考える力が必要だと力説する。
英語は特技ではなくなる
「近い将来、人工知能を活用した自動翻訳機が普及して、“英語が話せる”は特技ではなくなります。英語を使って疑問に思ったことを尋ねたり、興味を持ったことを英語で調べたりする『考える力』が、語学を学ぶ大前提として必要になってくるはずです」。
科学の世界には、“なぜ”“どうして”がたくさんある。そういう思考を身に着けてもらうために、友村社長は英会話教室に科学の話を取り入れているのである。未来スクール呉市には、現在、20名の生徒が学びに来ている。開業して1年しか経っていないが、口コミで評判が広まり、毎月新規で1人以上の生徒が増えているという。
なぜ?どうして?と思わない人間は仕事が無くなる
「将来、人生が楽しくてしょうがないような大人になって欲しいですね」。友村社長の英会話教室には、教室名通りの“未来”を見据えたビジョンが広がっている。 目的のないアバウトな教育で得た知識は、今後、人工知能に取って変わり、学んだものが全て無意味なものになってしまうかもしれない。
そのような中、人間に求められるのは“なぜ”“どうして”という考える力であり、人工知能が導き出した答えを、判断する力だと言える。今回の事例のように、子供たちに考える力を身に着けさせる教育は、今後、学習塾や英会話教室の現場で、必然のコンテンツになっていくのかもしれない。